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れんしゃ矯正歯科ブログ

豊中・千里中央の矯正歯科コラム 非抜歯矯正治療

2016-08-24 21:00

今回は矯正歯科治療と非抜歯について。

永久歯の大きさと、歯を収めている骨の大きさの調和がとれていないと、歯並びはがたついてしまいます。

骨を大きくできればすべての永久歯を収めることができ、非抜歯治療(永久歯を抜かない治療)が可能になります。

非抜歯矯正治療

では、どうすれば骨が大きくなるのでしょう。

歯はU字型の歯槽骨の上に並んでいます。歯槽骨を広げるとすれば、前後、側方のどちらかになります。

前方に広げれば前歯が前突してしまいますし、横方向への拡大は下あごや大人では限界があります。

後方への拡大がカギ

となるとスペースを確保するためには後方への拡大、つまり奥歯を後方へ移動するしかありません。

今回の症例では前方にズレている上奥歯の後方移動が重要です。

 

上奥歯の後方移動には支えが必要

上奥歯を後方に移動する方法は様々ですが、口の中だけで対応しようとすると、どこかに支えが必要です。

例えば上前歯を支えにすると、上奥歯が後方に移動すると同時に、上前歯が前に出てしまいます。

矯正用インプラント

他の歯に反作用が出ない様にするために、頭を支えにして奥歯を引っ張るヘッドギアが昔から使われていましたが、最近では矯正用インプラントというネジを使う方法が一般的になってきました。

写真の矢印の部分が矯正用インプラントです。このネジを支えにすることで、奥歯の後方移動が患者様の協力や反作用なしに行える様になりました。

 

 

歯を傾けて歯の頭(歯冠)だけが後ろに移動するのではなく、歯の根っこ(歯根)もしっかり後方に移動していることがわかってもらえると思います。

 

非抜歯矯正は「がたつき」の大きい方には不向き

ただし矯正用インプラントを使っても後方への移動量はそんなに大きくありません。

そのためこの症例でもわずかですが上前歯が前方に移動しています。

非抜歯での矯正歯科治療は、スペースの確保が難しいので、がたつきが大きい方には不向きだということがわかって頂けると思います。

 

豊中 千里中央の、抜歯・非抜歯の歯科矯正

豊中・千里中の矯正歯科コラム 開咬(開口)について。

2016-08-03 14:20

今回ご紹介する症例は、開咬(開口)です。

開咬(開口)とは?

普通に噛んだ時に、上下の歯が噛み合わない状態を開咬といいます。臼歯部(奥歯)が開咬になることもありますが、開咬の多くは前歯部に生じます。原因は様々ですが、舌の影響が大きいとされています。

舌の動きと歯並びには密接な働きが

舌のせいで前歯が噛めなくなるの?と思われるかもしれませんが、舌の力はかなり強力です。舌の使い方が良くなかったり、舌が極端に大きかったりすると、舌が内側から歯やアゴを押して、開咬や出っ歯(上顎前突)になることがあり、場合によっては受け口(下顎前突)になってしまうこともあります。

”舌”については別の機会に紹介するとして、今回の症例の説明です。

開咬・出っ歯・叢生が合わさった成人の症例

開咬と出っ歯と叢生が組合わさった成人女性なので、非抜歯(親知らず以外の永久歯を抜かない治療)での矯正歯科治療は困難です。

 

  


  

永久歯の抜歯

そこで永久歯を4本(上4番目と下5番目)抜歯して歯並びを整えることにしました。

大事な永久歯を抜いてできたスペースなので、できるだけ有効に利用して上下前歯のがたつきを改善しています。上1番目に隠れていた2番目もいつの間にか前に出て来ています。


開咬は矯正治療後に元の状態に戻りやすい(後戻り)とされています。治療後の保定装置の使用や、舌の動かし方の練習などでできる限り維持しますが、通常の治療よりも前歯の咬み込みを深い仕上げにしたので、多少戻ってしまったとしても安心です。

 

 


治療結果の比較

開咬と上顎前突の改善には上奥歯のコントロールが重要です。

写真ではわかりにくいですが、上奥歯を後上方に移動したことで、下あごの位置もわずかですが改善しています。(青よりも赤の角度がより小さくなっている。)

横顔のレントゲン写真では、前歯の後退量とそれにあわせて唇の形が美しくなっていることもわかってもらえると思います。


矯正治療における「抜歯」の捉え方

永久歯の抜歯を避けたい方は多いと思いますが、永久歯の抜歯で得られるメリットはたくさんあります。この症例を非抜歯で治療していたら、前歯の前突感は改善しませんし、不安定な噛み合わせになっていたと思います。そういう意味では”治療”ともいえない状態になっていたでしょう。

非抜歯治療と抜歯治療は矯正歯科治療として対極にありますが、どちらかに固執している訳ではありません。次回の症例では非抜歯での治療をご覧頂く予定です。

豊中 千里中央 箕面の「開咬(開口)」治療